パケット交換
英語名packet switching exchange
端末装置相互間で直接情報の送受がなされず、発信端末から送出された情報を交換機が受信して、いったんメモリーに蓄積し、網内を高速で転送していき、着信端末へ送り届ける方式をいう。この場合、網内を転送する情報は、パケット(packet;「小包」の意味)と呼ばれ、一定長のブロックに宛先情報や誤り制御情報等転送に必要な制御情報を含んだヘッダが付けられる。パケット交換では、情報が交換機のメモリーに蓄積されるため、異速度端末間の通信が可能である。また一本の通信回線により複数の相手へのパケットを取りまぜて受信でき、同時に複数の相手と通信することができる。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)