英語名load leveling

負荷平準化とは、時間帯や季節ごとの需要格差を縮小することで、電気はつねにピーク需要にあわせて設備を建設しなければならず、格差の拡大は設備の利用率を低下させ、コスト上昇につながる。そこで、電力消費量の山(ピーク)と谷(ボトム)の差を縮めるためには、山を低くし、谷底を持ち上げることが一つの方法で、ピークシフト、ピークカット、ボトムアップという三つの対策が考えられる。ピークシフトとは、工場等の操業日や時間を計画的にずらしたり、蓄熱を利用し、昼間利用する冷暖房の熱を夜間に蓄える方法等がある。
ピークカットとは、ピーク電力をおさえるために、電気の利用を調整することで、身近なところでは、冷房の設定温度を低すぎないように設定することも、ピークカットにつながる。ボトムアップとは、電力消費の少ない深夜に、電気を有効に使うものである。これら三つの対策を念頭に、負荷率平準化のための料金制度や機器の普及促進を行っている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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