英語名power line carrier

送電線路に高周波(100kHzから450kHzまでの周波数)を重畳して情報を伝送する方式。主に電力会社で台風等の災害に強い回線として利用されてきており山間部の水力発電所等で利用されている。利用には伝搬周波数に対し低インピーダンスで、商用周波数では高インピーダンスのCC(結合コンデンサ)や商用周波数と高周波を分離するCF(結合ろ波器)変圧器等へ高周波が流入するのをブロックするLT(ライントラップ)が必要である。
現在はアナログ型の装置が主流であるが、IP通信やデジタル通信に対応可能なデジタル電力線搬送装置が今後主流になってくると考えられる。また、2006年には、規制緩和により屋内に限り2MHzから30MHzの周波数の使用が許可され屋内の電力線を利用したホームネットワーク構築の要素技術の一つとなっている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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