英語名low-voltage power service

低圧で電気の供給を受けて動力を使用する需要で、契約電力が原則として50kW未満のものに適用される契約種別。かつては小規模な工場での加工・製造等の動力用として主に使用されていたが、今日では商店や小規模な事務所の冷暖房等にも使われており、その対象需要は多岐にわたっている。契約電力は計算式方式により算定された契約負荷設備の容量を入力換算したものを台数および容量に応じて圧縮計算し、定められる。
このほか、需要家が希望する場合は、主開閉器の定格電流値に基づき契約電力を定めることも可能である。料金制は、契約電力に応じた基本料金と使用電力量に応じた電力量料金からなる二部料金制で、基本料金には力率割引・割増制度が、電力量料金には季節別料金制度が、それぞれ採用されている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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