直交振幅変調方式(QAM)
英語名Quadrature Amplitude Modulation
デジタル変調方式の一つで、搬送波(キャリア)の振幅と位相の両方を変化させることによってデジタル信号を伝送する変調方式。直交振幅変調方式は、ASK(振幅偏移変調)とPSK(位相偏移変調)を組み合わせたもので、搬送波の振幅の変化と位相の変化の両方に値を割り当てて、一度の変調で多くの情報を伝送しようとするものである。
他の変調方式と比べると、一度の変調で多くの情報を送ることができ、伝送効率がよいため、ケーブルモデムや音声モデム、デジタルテレビ放送等で広く利用されている。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)