英語名neutral point connecting method

電力系統の中性点は、事故発生時における過電圧の抑制と保護装置の確実な動作のために接地されることが多い。接地方式は、直接接地、抵抗接地、非接地に大別できるが、抵抗接地には系統特性に応じて、補償リアクトルや消弧リアクトルが併用される場合がある。わが国の電力系統では、超高圧以上の系統においては、異常電圧の抑制、経済的な絶縁設計、保護リレー動作の迅速・確実化のメリットが通信線への電磁誘導対策費用増加のデメリットを大幅に上回るため、直接接地が採用されている。また、33kV以下の一部の系統には非接地が採用されており、そのほか一般の送電系統には抵抗接地が採用されている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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