FDM搬送
英語名frequency division mltiplex carrier
一つの伝送路を多重使用するときに、各通話路が互いに交じり合わないように周波数的に差をつけて信号を送出する方法を、FDM(周波数分割多重)方式という。伝送路に通信ケーブルを使用するFDM搬送方式は、12~120kHzの帯域に最大12chの多重が可能である。上り、下りに別周波数を使用するため、伝送路は一回線(一対のケーブル)しか必要としないが、雑音の影響を受けやすいため良質な通信線路を必要とする。また、中継器を用いることにより、伝送距離を延長することも可能であるが、雑音も累積される。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)