2026年9月15日(火)、第16回パワーアカデミー・産学交流会を千葉県千葉市にて開催しました。

産学交流会とは

産学交流会 ~Meet the Dr. Eng. (ミート・ザ・ドクター)~ は、博士課程進学に興味のある、大学院修士課程等で電気工学を学んでいる学生の皆さんを対象に、博士課程進学後の学生に求められる人材像や、電気工学分野におけるキャリアパス形成に関する情報交換の場を提供するものです。大学からは教員や博士課程在学中の先輩、産業界からは電気工学分野の最前線で活躍する博士号を取得した若手技術者が参加し、個々の経験に基づくアドバイスや質問への回答を行います。

研究発表を主眼とした学会とは異なり、「技術者の役割とは?」「仕事とは?」といったテーマを他の参加者と討論することによって、研究に対する向き合い方や、キャリアパス形成のヒントを得て頂くための企画で、今回が16回目の開催となりました。

今回は女子学生3名を含む14名の学生に参加頂きました。

内容

(1)キャリアパスに関する発表会、パネルディスカッション

発表会では、学生参加者から、現在取り組んでいる研究の概要や、博士課程進学についての考えを紹介頂きました。また、「金銭面の心配をせずに研究に専念できるのか?」、「博士卒に特に求められる能力は何か?」といった、博士課程進学に関する率直な疑問、不安、悩みを紹介頂きました。

その後のパネルディスカッションでは、アドバイザー(現役博士課程学生、産業界技術者)から、「論文投稿により奨学金返還が免除されるなどの制度もあり、様々な支援制度を活用すれば生活面での心配はない。」、「専門性以外にも、博士課程で培われる高い課題解決能力が求められている。生成AIの出力をチェックする能力や、実務に落とし込む能力が重要」といったアドバイスなどが紹介されました。

(2)グループディスカッション

参加者を3グループに分けてグループディスカッションを行いました。

キャリアパスに関する発表会、パネルディスカッションの内容を参考にグループ毎にテーマを設定し、それについて討論頂きました。討論は非常に盛り上がり、フランクな雰囲気のもと、率直な意見が交わされました。また、討論後には、設定したテーマと討論の内容について、他グループに向けて紹介頂きました。これらにより、学生の進路に関する共通の悩みや不安が解消(または緩和)され、各々の将来のキャリアパス形成のために、何を成すべきなのかがより明確となったようです。

参加者からの主な声

  • 博士に進んでいる人が周りにおらず博士についてあまり知らなかったが、今回の交流会を通して詳しく知ることができた。(学生)
  • 博士の実情、生の声を聞くことができ、自分が抱いていた悩みを多少なりとも解決できた。(学生)
  • 参加前に聞きたかった内容や気になった点について聞け、具体的なイメージを持つことができた。(学生)
  • 博士進学や、社会人博士についての話をこんなに聞ける機会はなかなか無い。(学生)
  • 博士進学する上での不安が和らいだ。(学生)
  • 進学に関し学生さんが想像以上に不安を抱えていることが理解でき、その不安を解消し得る良い機会と感じた。(産業界)
  • 発言しやすい雰囲気があり、学生さんも積極的に発言をしていた。(産業界)

開催概要

開催日 2026年9月15日(火)
ロイヤルパインズホテル千葉(千葉市)
参加者 ・一般参加学生:14名(修士2年1名、修士1年11名、学部2名)
・博士学生アドバイザー:4名(社会人博士1名含む)
・産業界アドバイザー:5名(電機メーカー、電力関係会社)
・産業界オブザーバー:2名(電機メーカー)
・パワーアカデミー事務局 他関係者