法政大学 岡本 吉史 教授 による特別推進研究
「永久磁石同期電動機の漏れ磁束を活用したレアアース磁石の非破壊磁化推定システムの開発」の成果報告

3月18日、パワーアカデミー研究助成の2025年成果報告会を、令和7年電気学会全国大会に併せて明治大学中野キャンパスで開催しました。当日は約80名の参加者をお迎えし、盛況のうちに終了いたしました。

パワーアカデミー研究助成は、電気工学分野における産業界の中長期的な課題に対応した大学・高等専門学校の研究を支援し、産学共同研究の促進を目的としております。本成果報告会は、本年度に研究期間を終える研究の成果をご発表いただき、パワーアカデミーの構成企業(電力会社やメーカー)と大学・高専の研究者の間で直接意見交換いただく貴重な機会となっております。

今年は特別推進研究1件と萌芽研究14件の成果が発表されました。特別推進研究「永久磁石同期電動機の漏れ磁束を活用したレアアース磁石の非破壊磁化推定システムの開発」については、法政大学の岡本教授より成果が報告されました。また、萌芽研究14件についても研究代表者から成果が報告され、発表後、産業界と学術界の参加者による活発な意見交換が行われ、今後の研究や実用化に向けた有意義な議論が展開されました。詳細なプログラムについてはこちらをご覧ください。
発表者の皆様、活発な討論をいただいた皆様に心から御礼申し上げます。

2025年 パワーアカデミー萌芽研究優秀賞

成果報告会において発表された萌芽研究の中から、特に優れた6件(8名)の成果報告が「パワーアカデミー萌芽研究優秀賞」に選ばれました。2025年成果報告会での受賞者は以下の通りとなります。成果報告会後の表彰式にご出席された受賞者の方には、表彰状が贈呈されました。

2025年 パワーアカデミー萌芽研究優秀賞 受賞者(発表順、敬称略)

東京大学梅本 貴弘
総合研究大学院大学尾花 哲浩
東洋大学羽根 吉紀
近畿大学菅原 賢悟
京都大学石 禎浩
大分大学丹羽 章太郎
近畿大学南 政孝
名古屋大学部矢 明

写真左から、丸山修PA企画委員会主査、羽根吉紀先生、南政孝先生、部矢明先生

2026年成果報告会の開催予定

次回の2026年成果報告会は、2026年3月に東北学院大学五橋キャンパスでの開催を予定しております(令和8年電気学会全国大会に併せて実施予定)。詳細が決まり次第、本ホームページにてお知らせいたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

※本ページに記載されている所属や役職等は、取材時点の情報です。