2022年度 パワーアカデミー研究助成 「特別推進研究」および「萌芽研究」採択結果の報告
2022年12月23日
2022年度パワーアカデミー研究助成の「特別推進研究」および「萌芽研究」の採択結果をご報告いたします。お蔭様で、今年度も多くの先生方や学生の皆様にご応募いただきました。厚く御礼申し上げますとともに、今後ともパワーアカデミーの活動にご協力をお願いいたします。
1. 特別推進研究
研究の先駆性、独創性、革新性、実現性、発展性等の観点から厳正な選考のうえ、以下の1件を採択しました。
研究件名 | 永久磁石同期電動機の漏れ磁束を活用した レアアース磁石の非破壊磁化推定システムの開発 |
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研究代表者 | 法政大 | 岡本 吉史 |
共同研究者 | 早稲田大 | 若尾 真治 |
研究期間 | 2023年2月 ~ 2025年3月(2年間) | |
研究概要 | 本研究では、永久磁石同期電動機(PMSM)の保守管理・長寿命化、ネオジム(Nd)・ディスプロシウム(Dy)等のレアアースを含有する永久磁石の有効利用を目指して、永久磁石をPMSMから取り外すことなく、PMSMの漏れ磁束から永久磁石の減磁を非破壊的に推定できる新しい永久磁石磁化推定システムを開発する。 |
2. 萌芽研究
研究の先駆性、独創性、革新性、実現性、将来性、支援の必要性等の観点から厳正な選考のうえ、以下の16件(個人型8件(8名)、チーム型共同研究3件(8名)、博士課程学生枠5件(5名))を採択しました。
種別 | 研究件名 | 学校名 | 研究者氏名 |
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個人型 | 新規金属/セラミックスの低温低圧接合による大電力・高放熱パワーモジュール構造の開発 | 大阪大学 | 陳 伝彤 |
重粒子線がん治療用回転ガントリーのためのアクティブシールド型超電導磁石の設計研究 | 総合研究大学院大学 | 尾花 哲浩 | |
Alの添加によるGaAsN系混晶の高品質化に関する研究 | 早稲田大学 | 塚崎 貴司 | |
容量市場・需給調整市場・スポット市場を考慮した系統全体の日間需給計画推定手法の開発 | 名城大学 | 益田 泰輔 | |
スルーレート制御アクティブゲート駆動による電力変換回路の動作モードを考慮した損失低減法に関する研究 | 横浜国立大学 | 小原 秀嶺 | |
架橋度傾斜によるシリコーンゴムの絶縁耐力の向上に関する研究 | 愛媛大学 | 井堀 春生 | |
電気自動車ユーザーの充電行動モデルに基づく充電ステーションの運用設計フレームワーク構築 | 大阪大学 | 坂井 勝哉 | |
ウェアラブル人体通電デバイスのための小型バイオ燃料電池の高出力・高耐久化技術の開発 | 中央大学 | 吉田 昭太郎 | |
チーム型 共同研究 |
粒子線がん治療用加速器電磁石の高速かつ高精度な磁場制御シミュレーション技術の確立 | 東北大学 | 羽根 吉紀 |
近畿大学 | 菅原 賢悟 | ||
京都大学 | 石 禎浩 | ||
超電導および並列銅コイルを用いた船舶向け非接触給電システムの基礎研究 | 東京海洋大学 | 米田 昇平 | |
岡山大学 | 井上 良太 | ||
奈良工業高等専門学校 | 石飛 学 | ||
パルス強磁界で制御したレーザアブレーションプラズマによる高速・高品質・高効率な磁石成膜法の開発 | 長崎大学 | 山下 昂洋 | |
長崎大学 | 古里 友宏 | ||
博士課程 学生枠 |
ナノモリブデン酸化物正極開発による高出力・高サイクル性マグネシウム蓄電池への展開 | 東北大学 | 飯村 玲於奈 |
シリコーンゴムの劣化診断技術の開発と汎用性拡大に関する研究 | 宮崎大学 | May Thin Khaing | |
配位子修飾によるペロブスカイト量子ドット−有機半導体複合材料の創製とデバイス展開 | 山形大学 | 木村 汰勢 | |
気液界面プラズマを用いた炭素材料スルホン化沿面放電システムの開発 | 東京工業大学 | Deng Siqi | |
パワーデバイス内部のナノスケール電流経路可視化に基づく動作解析 | 千葉工業大学 | 角 真輝 |