写真:琉球大学金子先生による特別推進研究の成果発表

パワーアカデミーは、パワーアカデミー研究助成「成果報告会」を電気学会全国大会にあわせ、3月14日に九州大学で開催しました。本研究助成は、電気工学分野の活性化のための活動の一環として行っており、その研究成果の報告の場である「成果報告会」は今回で8回目の開催となりました(パワーアカデミー研究助成については、こちらを参照下さい)。

今回、2015年度と2016年度に採択された11件の研究の成果が報告されました。特別推進研究については、2015年度に採択された「超高圧真空遮断器の遅発性超高速度放電メカニズムの解明とその抑制に関する研究」の成果報告、2016年度に採択された「人工ナノ粒子導入Y系超伝導線材を用いた縦磁界利用大容量DCケーブルの開発」の中間成果報告があり、萌芽研究では一般枠8件と博士課程学生枠1件の計9件の研究成果が報告されました(詳細のプログラムはこちらを参照下さい)。

産学から約70名の方にご参加いただき、様々な分野のご発表に対して、活発な質疑応答が行われました。先生方からは、研究助成により得られた研究の成果に加え、具体的な活用イメージについても触れていただき、今後の電気工学分野での産学共同研究等の連携に向けた議論が行われました。また、学校や分野を越えた先生方のネットワークづくりに資する情報収集・交換の場ともなりました。成果報告会でご発表いただきました先生方、参加者の皆様、大変ありがとうございました。
次回の「成果報告会」は、2019年3月(電気学会全国大会:北海道科学大学)を予定しておりますので、よろしくお願い致します。

なお、萌芽研究の発表者の中から「萌芽研究優秀賞」を授与しております。2018年成果報告会での受賞者は以下の通りです。

北海道大学折川 幸司 助教
東北学院大学佐藤 文博 教授
山梨大学關谷 尚人 助教(現:准教授)
宮崎大学迫田 達也 教授

(職位・所属は研究助成採択時のもの)

写真左から、折川助教、迫田教授、PA事務局梅田部長、佐藤教授、關谷准教授

写真左から、折川助教、迫田教授、PA事務局梅田部長、佐藤教授、關谷准教授