会場の様子

パワーアカデミーは、パワーアカデミー研究助成「成果報告会」を電気学会全国大会にあわせ、3月24日に東京都市大学で開催しました。パワーアカデミー研究助成は、電気工学分野の活性化のための活動の一環として行っており、その研究成果の報告の場である「成果報告会」は今回で5回目の開催となりました(パワーアカデミー研究助成については、こちらを参照下さい)。

今回、2012年度と2013年度に採択された24名の先生方が研究成果について報告されました。特別推進研究については、2012年度に採択された「スマートグリッドのための、スマートグリッドによる雷害対策高度化」、2013年度に採択された「次世代直流・交流電力システムを視野に入れたSF6・代替ガスアーク遮断現象の高精度実験および高精度数値解析」の成果報告があり、萌芽研究では博士課程学生枠5件を含めて19件報告されました(詳細のプログラムは こちらを参照下さい)。

産学から約80名の方にご参加いただき、様々な分野のご発表に対して、活発な質疑応答が行われました。先生方からは、研究成果に加えて、それらの成果の活用イメージについても触れていただき、今後の電気工学分野での産学共同研究等の連携に向けた議論が行われました。また、学校や分野を越えた先生方のネットワークづくりに資する情報収集・交換の場ともなりました。成果報告会でご発表いただきました先生方、参加者の皆様、大変ありがとうございました。
次回の「成果報告会」は、2016年3月(電気学会全国大会:東北大学)を予定しておりますので、よろしくお願い致します。

なお、パワーアカデミーでは、パワーアカデミーの趣旨であります産学連携の推進という観点で、萌芽研究採択者の中から「萌芽研究優秀賞」の表彰を行いました。2015年成果報告会での受賞者は以下の通りです。

福島工業高等専門学校 磯上 慎二 准教授
長岡技術科学大学 伊東 淳一 准教授(研究協力者 折川 幸司 研究員)
名古屋大学 栗本 宗明 助教
宮崎大学 武居 周 准教授
福岡大学 松本 宇生 助教
(職位・所属は表彰時点)

左から、松本先生、武居先生、栗本先生、折川研究員、磯上先生

写真左から、松本先生、武居先生、栗本先生、折川研究員、磯上先生