2013年度 パワーアカデミー研究助成
「特別推進研究」および「萌芽研究」公募結果の報告
2013年10月31日
2013年7月23 日に申請を締め切りました2013年度パワーアカデミー研究助成の「特別推進研究」および「萌芽研究」の公募結果をご報告致します。おかげさまで、多くの先生方や学生の皆様にご応募頂きました。厚く御礼申し上げますと共に、今後ともパワーアカデミーの活動にご協力をお願い致します。
1.特別推進研究
応募案件に対して、研究の先駆性、独創性、革新性、実効性、発展性等の観点から厳正な選考のうえ、以下の1件を選定致しました。(応募:2件)
研究件名 | 次世代直流・交流電力システムを視野に入れたSF6・代替ガスアーク遮断現象の高精度実験および高精度数値解析 -未知なるアークプラズマ現象解明への挑戦- |
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代表者 | 金沢大学 理工研究域 電子情報学系 | 田中 康規 教授 |
共同研究者 | 筑波大学 システム情報系 構造エネルギー工学域 | 藤野 貴康 准教授 |
九州大学 大学院総合理工学研究院 融合創造理工学部門 | 富田 健太郎 助教 | |
東京電機大学 電気電子工学科 | 鈴木 克已 特別専任教授 | |
期間 | 2013年12月~2014年11月(1年間) | |
概要 | ・直流・交流送配電に用いるガス遮断器は、電流遮断時に生じる「ガス吹付け減衰アーク」の原理が明確となっていないために、経験に基づく試作の積み重ねを主とした開発を行っており、労力とコストがかかっている。しかし、本研究により、「ガス吹付け減衰アーク」の原理解明が進めば、この原理を活用して遮断器の開発が効率化されるとともに、新しいアーク遮断方式の開発、SF6代替ガスの適用や次世代の電力用遮断器の高信頼性化・コンパクト化・コストダウンに繋がることが期待される。 ・具体的には、「ガス吹付け減衰アーク」の原理解明を、アーク遮断実験でのアーク電子温度や電子密度の「高精度測定」による現象把握と、アーク遮断現象に関わる様々な物理問題を考慮した「高精度数値解析」による現象の要因解明の両面から進める。 |
2.萌芽研究
応募案件に対して、研究の先駆性、独創性、革新性、実効性、将来性、支援の必要性等の視点から厳正な選考のうえ、別紙-1(PDF:29KB)の23件(うち博士課程学生枠:5件)を選定致しました。(応募:56件(うち博士課程学生枠7件))