第3回 パワーアカデミー・産学交流会開催のご報告
2013年10月31日
去る8月26日(月)、新潟市において、第3回パワーアカデミー・産学交流会を開催しました。
産学交流会とは
産学交流会は、大学院修士課程などで電気工学を学んでいる学生の皆さんを対象に、博士課程進学後の電気工学分野におけるキャリアパス形成に関する情報交換の場として企画したものです。大学からは教員や博士課程在学中の先輩、産業界からは電気工学分野の最前線で活躍する若手技術者が参加し、皆さんとの交流を通じて個々の経験に基づくアドバイスや質問への回答を行います。
研究発表を主眼とした学会とは異なり、「仕事とは?」、「技術者の役割とは?」といったテーマを他の参加者と討論することによって、キャリアパス形成のヒントを得て頂ける機会を提供しています。
パワーアカデミーでは、第1回産学交流会を福岡、第2回を神奈川にて開催し、今回が第3回の開催となりました。
主な内容
(1)キャリアパスに関する発表会
参加者による個々の研究内容およびキャリアパスに関する口頭発表と質疑応答を行いました。3名の座長を学生参加者から選び、司会進行をして頂きました。
学生の参加者からは、現在所属する研究室・研究分野を選んだ理由や卒業後の進路予定が紹介されました。また、博士後期課程進学についての考えや、修了後のキャリアパス形成に関する悩み等も紹介されました。これに対して、産業界の若手技術者からは、これまでの経歴や業務内容、なぜ・いつ博士課程への進学を決意したのか、学生へのアドバイス等が紹介されました。
(2)グループディスカッション
発表会で紹介された話題についての議論をより深めるために参加者を3グループに分け、グループディスカッションを行いました。
発表会での発表内容から抽出した複数のテーマから、グループ毎に議論するテーマを自由に設定して頂き、設定したテーマについて各グループで討論を行いました。グループでの討論は非常に盛り上がり、話題が尽きることはありませんでした。また、グループ討論後には、設定したテーマとそれに関する討論の内容について、各グループの代表者からとまとめの発表をして頂きました。
これらにより、学生の進路に関する共通の悩みや不安が緩和(または解消)され、各々の夢を実現するために学生時代になすべき事などがより明確となったようです。
参加者からの主な声
- 博士課程に進むメリットや体験談を聞いて、自分のキャリアパスの選択肢が増えた。(学生)
- 博士課程に関する知識が殆ど無く、先の見えない状態だったので、今回の交流会で先が開けたように感じる。(学生)
- 同世代の博士課程進学希望者と意見交換できた。(学生)
- 現役学生の生の声(悩み、興味等)を聞くことができた(産業界)
開催概要
開催日 | 2013年8月26日(月) |
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開催場所 | 新潟県新潟市 |
参加者 | ・学生(12名:博士1名、修士11名) ・産業界若手技術者(5名:電機メーカー、電力会社等) ・パワーアカデミー事務局 他関係者 |