去る11月5日(月)、6日(火)、2日間に渡り、神奈川県において、第2回パワーアカデミー・産学交流会を開催しました。

産学交流会とは

産学交流会は、大学院で電気工学を学んでいる学生の皆さんを対象に、博士課程進学後の電気工学分野におけるキャリアパス形成に関する情報交換を目的としています。
産業界からは、電気工学分野の最前線で活躍する若手技術者が参加し、学生の皆さんとの討論を通じて実務経験に基づくアドバイスや質問への回答を行います。

研究発表を主眼とした学会とは異なり、「仕事とは?」、「技術者の役割とは?」といったテーマを他の参加者と討論することによって、キャリアパス形成のヒントを得て頂ける機会を提供いたします。

パワーアカデミーでは第1回産学交流会を本年4月に福岡にて開催し好評を博したことから、この度2回目を開催したものです。

主な内容

(1)キャリアパスに関する発表会

発表会の様子

参加者による個々の研究内容およびキャリアパスに関する口頭発表と質疑応答を実施しました。3名の座長を学生参加者から選び、司会進行を行って頂きました。学生の参加者からは、現在所属する研究室を選んだ理由や卒業後の進路予定等が紹介されました。また産業界の若手技術者からは、これまでの経歴や業務内容、大学で学んだことが仕事にどのように役立っているかなどが紹介されました。

(2)グループディスカッション

グループディスカッションの様子

前日行った発表会の振り返りとそのまとめとして参加者を3グループに分け、グループディスカッションを行いました。

テーマとしては、発表会での発表内容から抽出した複数のテーマからグループ毎に自由に選択して頂き、討論とまとめの発表を行いました。これにより、発表会で紹介された進路に関する共通の悩みや夢を実現するために学生時代になすべき事などがより明確となったようです。

(3)見学会

見学会の様子

電力中央研究所(横須賀地区)に移動し、電力分野における最先端技術および大型研究設備を見学しました。

参加者からの主な声

  • 産業界や他大学の方々から、キャリアパス等に関する多くの意見を聞くことができ非常に参考になった。(学生複数)
  • 多面的にキャリアパスを考えられるようになった。(学生)
  • 大学時代の研究内容と企業での業務内容が大きく異なる方が博士課程卒の方でも多くいらっしゃることに驚いた。(学生)
  • 現役学生の生の声(悩み、興味等)を聞くことができた(産業界複数)

開催概要

日時 2012年11月5日(月)13:45〜6日(火)15:00
会場 <発表会、グループディスカッション>
IPC生産性国際交流センター
(神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村)
<見学会>
電力中央研究所 横須賀地区
(神奈川県横須賀市長坂2-6-1)
参加者 ・学生(博士3名、修士5名)
・産業界若手技術者(5名、電機メーカー、電力会社等)
・パワーアカデミー事務局、関係者