採択式の様子
採択式の様子
(写真左から道下教授、関根パワーアカデミー委員長、
手島パワーアカデミー事務局長)

パワーアカデミーは、去る11月15日に東京大手町の電気事業連合会(経団連会館)にて、2012年度の特別推進研究に採択された「スマートグリッドのための、スマートグリッドによる雷害対策高度化」の代表研究者、静岡大学 道下幸志 教授をお招きし、採択式を行いました。

採択式においては、関根 泰次 パワーアカデミー委員長のご挨拶の後、手島康博 パワーアカデミー事務局長から採択証書が授与されました。続いて、代表研究者である道下教授から、研究に対する今後の抱負などについてご挨拶がありました。

静岡大学 道下幸志 教授 からの今後の抱負

パワーアカデミー活動の柱の一つである「教育の支援」に関連して、大学の教育現場で将来の電気工学を担う若い世代を育成する必要性と重要性を痛感しています。電気工学をはじめとする工学分野に対して若い世代の関心を高めるために、至近に解決しなければならない課題に取り組みつつ、スマートグリッドや再生可能エネルギーに代表されるような、夢のある研究テーマを発掘していきたいと考えています。今回採択された研究に関して、日本の雷害対策は世界一のレベルとなっていますが、日本発の雷害対策技術を世界に普及させるために、緻密な雷観測に基づく雷リスクマネジメント手法を確立し、効率的な雷害対策の道筋を示していきます。特に、今後普及するスマートグリッドや再生可能エネルギーへの効果的な雷害対策を本研究によって示すことにより、夢のある技術の普及に貢献したいと考えております。