SB電線
- 英語名
- smooth body-type outdoor crosslinked polyethylene insuated wires
従来の高圧絶縁電線（屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線）は、より線導体の外周部に絶縁被覆を施したものであるが、配電線路で使用した場合、被覆はぎ取り部分からの雨水等の侵入により腐食が発生し、素線の残留応力により断線に至るケースがあった。SB電線はこの防止対策としてより線を圧縮することにより残留応力を消失させているものである。また、圧縮することにより素線相互間が面接触して熱伝導がよくなり、熱放散効果が得られ、雷サージによる絶縁電線のアーク熱溶断に対して、溶断特性を緩和できる。
出典）「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)