電気の施設訪問レポート

「来間島マイクログリッド実証設備」を訪問しました

電気の施設訪問レポート vol.31

「来間島マイクログリッド実証設備」を訪問しました

2023年9月、パワーアカデミー事務局は、沖縄県の「来間島マイクログリッド実証設備」を訪問しました。来間島マイクログリッド実証設備は、沖縄電力株式会社(以下沖縄電力)、株式会社ネクステムズ(以下ネクステムズ)、株式会社宮古島未来エネルギー(以下宮古島未来エネルギー)および宮古島市が共同事業体(コンソーシアム)を構成して取り組んでいるプロジェクトです。経済産業省の「(令和2年度、令和3年度)地域マイクログリッド構築事業」の交付を受け、2022 年 1 月 25 日に運用を開始。同年5月25日には日本で初めて、一般の配電線を介して、太陽光発電と蓄電池の組み合わせによるマイクログリッドシステムで100%の電力供給を達成しました。再生可能エネルギーの地産地消に加え、非常時のエネルギー源確保による停電時間の短縮などを実現する、画期的な取り組みをレポートします。

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vol.30 2023年3月掲載

JERAトヨタ自動車「大容量スイープ蓄電システム」を訪問しました

2023年2月、パワーアカデミー事務局は、JERA四日市火力発電所構内(三重県)に設置された、「大容量スイープ蓄電システム」を訪問しました。株式会社JERA(以下JERA)とトヨタ自動車株式会社(以下トヨタ)が共同で構築した大容量スイープ蓄電システムは、電動車の使用済みバッテリーを再利用する蓄電システムです。1月23日には中部電力パワーグリッドの配電系統に接続して系統用蓄電池としての充放電運転を開始しました。カーボンニュートラルの実現に貢献するため、JERAとトヨタが共同で取り組んだ、画期的な取り組みをレポートします。…>>続きを読む

vol.29 2022年3月掲載

「Jファーム スマートアグリプラント」をご紹介します

今回の電気の施設訪問レポートはエネルギー分野へと展開し、エネルギーを上手く活用した施設のご紹介です。
最先端のスマートアグリシステムを活用した太陽型植物工場が、北海道で高糖度ミニトマトなどの栽培に大きな成果を上げ、エネルギーミックスの新たな可能性を示すプロジェクトとして運営する(株)Jファームに苫小牧工場(2014年完成)についてお話を伺いました。意欲的なチャレンジとして国内外から注目されている施設です。
※取材はコロナ感染症対策のためオンラインで行いました。…>>続きを読む

vol.28 2021年3月掲載

「大規模CO2分離回収実証設備」をご紹介します

福岡県の最南端に位置する大牟田市。広大な干潟の有明海に面し、かつては炭坑の町としても知られていた同市が、今、エネルギーや環境問題の関係者から熱い視線を浴びています。注目の的となっているのは、バイオマス発電所である「(株)シグマパワー有明 三川発電所」に設置された「大規模CO2分離回収実証設備」。世界初の大規模BECCS(CCS付きバイオマス発電)対応設備として知られるこのプロジェクトについてご紹介しましょう。
※今回は、コロナ禍の影響に伴い、オンラインにて取材しました。…>>続きを読む

vol.27 2020年9月掲載

「東北電力奥会津水力館 みお里 MIORI®」をご紹介します

2020年7月9日、福島県大沼郡金山町に「東北電力奥会津水力館 みお里 MIORI®」がオープンしました。東北電力としては初めての本格的な水力発電のPR施設となります。パワーアカデミー事務局では、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、書面による取材を行いました。館長ご自身のコメントも含め、同水力館の見どころをご紹介します。…>>続きを読む

vol.26 2020年3月掲載

「沖縄県海洋温度差発電実証試験設備」を訪問しました

2019年12月、パワーアカデミー事務局は、沖縄県・久米島町にある「沖縄県海洋温度差発電実証試験設備」を訪問しました。同施設は、太陽からの熱で温められた表層水と深海の冷たい海洋深層水(深層水)との温度差を、タービン発電機によって電力に変換する、再生可能エネルギーによる発電の実証実験設備です。沖縄県の事業として2012年度に建設され、発電に利用された表層水・深層水を漁業などに再利用する「発電後海水の高度複合利用」の実験も並行して行われてきました。この意欲的な試みの仕組みや意義について、詳しくお伝えいたします。…>>続きを読む

vol.25 2019年9月掲載

竹のバイオマス熱電併給事業施設を訪問しました

2019年6月、パワーアカデミー事務局は、熊本県南関町(なんかんまち)にあるバンブーエナジー株式会社のバイオマス熱電併給事業施設を訪問しました。同施設は、竹をバイオマス原料として活用するという困難なテーマに挑み、現在実証事業を実施しています。製造された熱及び電気は併設された竹加工工場で利用されているほか、燃焼時に発生する燃焼灰の有効活用も検討中です。竹の活用に至ったブレークスルーやエネルギーの地産地消の意義を中心に、レポートします。…>>続きを読む

vol.24 2019年2月掲載

「山川発電所/山川バイナリー発電所」を訪問しました

2018年12月、パワーアカデミー事務局は、指宿市山川地区にある地熱発電所、九州電力「山川(やまがわ)発電所」および九電みらいエナジー「山川バイナリー発電所」を訪問しました。山川バイナリー発電所は、山川発電所の敷地内にあり、2018年2月に営業運転を開始した、国内最大級のバイナリー発電所です。本記事では、地熱発電の新たな可能性を切り拓く、バイナリー発電にスポットを当ててレポートします。…>>続きを読む

vol.23 2018年8月掲載

関西電力「蹴上発電所」を訪問しました

2018年6月、パワーアカデミー事務局は、京都市左京区にある関西電力・蹴上(けあげ)発電所を訪問しました。蹴上発電所は、日本ではじめての事業用水力発電所として京都の近代化に大きく貢献、現在でも現役の発電所として稼働しています。…>>続きを読む

vol.22 2018年1月掲載

「新島プロジェクト事業」を訪問しました

2017年12月、パワーアカデミー事務局は、東京都新島村を訪問しました。新島村では、再生可能エネルギーを最大限受け入れ可能な電力系統システムの構築を目指した実証試験「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」の一環として、新島プロジェクト事業が、始まっています。…>>続きを読む

vol.21 2017年8月掲載

「圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)実証設備」を訪問しました

今回、パワーアカデミー事務局は、静岡県賀茂郡河津町にある圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES:Compressed Air Energy Storage)システムの実証試験設備を訪問しました。…>>続きを読む

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