RDF発電

英語名

自治体が回収し、清掃工場に集められた混合ゴミを焼却せずに、固形燃料(RDF=Refuse Derived Fuel)に加工し専用の発電所で集中して発電する方法。固形化には石灰を混入させて、腐敗と悪臭を防いで長期保存できるように安定化させ、燃焼時に発生する酸性ガスの環境影響の緩和を図る。RDFは大きさもカロリーも均一化されているため、焼却炉より少ない過剰空気率で安定的に燃焼でき、発電効率が高い。一方、固形燃料化には、かなりの燃料と電力が必要な上、タンク内の厳重な温度管理をしないと爆発や火災の原因になる。
電力会社では、電源開発(株)が福岡県大牟田市と共同出資して設立した大牟田リサイクル発電株式会社のRDF発電所(出力2万600kW)が2002年12月に営業運転を開始している。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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