風力発電連系可能量

英語名

風力発電の電力系統への連系量が増大すると、風力発電の出力変動が周波数等の電力品質に影響を及ぼすことが懸念されるため、電力品質に影響を与えない範囲で導入可能となる風力発電の連系量(風力発電連系可能量)を試算し公開している電力会社もある。風力発電連系可能量は、風力発電の定格容量と出力変動幅の関係を把握し、電力系統の調整力との比較で、年間を通じて許容可能な風力発電の出力変動幅を評価することによって見積もったもので、風力発電の出力変動実績データに基づき、風力発電の連系量が増加した場合の出力変動について、複数の風力発電の連系による平滑化効果を勘案して推計し、連系量増加による電力系統への影響について、シミュレーション等を行い算出しているものである。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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