本コースは、電気システム工学、通信制御工学、電子物性デバイス工学の3つの研究領域から構成され、電気電子について総合的に学習できるように、電気エネルギーの発生と利用、電気機器や電子通信・情報機器、それらの機器を構成する半導体、誘電体、有機エレクトロルミネッセンス(EL)などの材料・デバイスの開発、制御・通信・放送技術、高齢者支援のためのセンサ技術、ロボット開発、バイオエレクトロニクス、コンピュータシミュレーションなどに関する教育・研究体制を備えています。問題発見・解決能力を持ち、高度技術社会をリードすることができる電気系技術者・研究者の養成に力を注いでいます。

コース長あいさつ

　私たちは，普段の生活の中で「常に電気を使っている」といっても過言ではありません．朝起きてから夜寝るまで，私たちの生活は電気に支えられています．冷蔵庫で食材を保存し，電子レンジで温め，スマートフォンで情報を得る．これらすべての行動は，電気電子工学の技術によって可能になっています．日常生活に限らず，電車や自動車などの人の移動や，病院などの医療機器，さらには，これらの製品を製造する工作機械も電気を使用しています．電気電子工学は，私たちの日常生活に密接に関連しており，もしも災害や障害などで電力供給が止まってしまうと，社会が大混乱してしまい，その影響は計り知れません．これらの技術は，私たちの生活を便利にし，快適にするだけでなく，社会全体の発展にも寄与しています．

　電気電子工学コースでは，現代社会の根幹を担う電気電子技術を基礎から学びます．1・2年次には科学の言葉である「数学」や物理系，情報系の科目に加え，電気現象を理解するための電磁気学，電気回路，電子回路などの基礎科目を中心に学び，3年次からは1・2年次で得た知識を活かし，興味のある分野の専門科目を受講します．また，2・3年次にはより専門的で実践的な実験・実習にも取り組みます．電気電子技術の関連分野や裾野は極めて広く，さまざまな関連技術も学ぶことができます．最終学年の4年次には、各自が研究室に配属され，指導教員のもと卒業研究に取り組みます．電気や通信関係の資格を無試験もしくは試験の一部免除で取得できるのも，当コースの大きな特徴の一つです．

　電気電子工学コースは，電気システム工学領域，通信制御工学領域，電子物性デバイス工学領域の3つの研究領域から構成されています．これらの領域では，電気エネルギーの発生と利用，電気機器や電子通信・情報機器，電磁波応用，計測・通信・制御，高齢者支援のためのセンサ技術，ロボット工学，コンピュータシミュレーション，電気電子機器を構成する半導体，誘電体，有機デバイスなどの材料・デバイス・プロセス研究など，幅広い教育・研究体制を整えています．

　社会生活の基盤技術である電気電子工学を修めたスペシャリストには，社会からの大きな期待が寄せられており，ますますの活躍が求められています．電気電子工学コースでは，このようなスペシャリストを育成するため，主体的に物事に取り組み，問題発見能力，問題解決能力を持ち，技術革新に貢献できる技術者・研究者の養成に力を注いでいます．皆さんの志を，教職員一同，全力でサポートし応援していきます．

当コースの研究室が紹介されているTom's TVへのリンク

• 伊藤弘昭 教授
• 大路貴久 教授
• 岡田裕之 教授
• 中島一樹 教授

コースの年中行事

1〜3年生

4年生