電気工学のキーワード
パワーエレクトロニクス
電子工学(エレクトロニクス)の技術を使って、電力を変換・制御する技術をパワーエレクトロニクスと言います。具体的にはサイリスタ(スイッチング機能をもつ半導体素子)などを利用した電力の変換・制御を中心に、その応用技術を含む工学のことを指します。家庭からオフィス、大規模なシステムや工場にいたるまで、その省エネルギーや高性能化を支えているのはパワーエレクトロニクス。今後ますます増大する電気エネルギーの効率的利用に大きな役割を果たします。
利用分野
液晶テレビやエアコンなどの家庭用電気製品から、インバータを用いたモータの制御、電車、自動車、大規模な通信システムや工場などの電源装置まで、その応用範囲は幅広い。
このキーワードに関連したコンテンツ
- 国公立/宮城県
- 東北大学 大学院工学研究科 技術社会システム専攻
中村 健二 教授(なかむら けんじ)
当研究室では、モータ、発電機、トランス、リアクトル、インバータ、コンバータなどのエネルギー変換・制御機器の高性能化と、これらを様々な規模や用途に応じて高度に組み合わせた、電気エネルギー応用システムに関する教育と研究を行っています。
毎年2...
- 国公立/宮城県
- 東北大学大学院 工学研究科
津田 理 教授(つだ まこと)
東北大学には伝統的に超電導関係の研究室が多く、工学研究科、理学研究科をはじめ、金属材料研究所、流体科学研究所等の附置研究所などで研究が活発に進められている。その様な状況の中、当研究室は2004年4月に発足した濱島教授の研究室を引き継ぎ、2012年...
- 国公立/茨城県
- 茨城大学 工学部 電気電子工学科
鵜野 将年 准教授(うの まさとし)
再生エネルギーや蓄電池向けのパワーエレクトロニクス、ならびに人工衛星や惑星探査機搭載を目指した電力変換器に関する研究を行っています。
当研究室では、実用化を意識した新方式のコンバータや制御手法の提案を軸としており、製品化に向けた企業...
佐藤 之彦 教授(さとう ゆきひこ)
当研究室は、2007年に現在の体制となって以来,千葉大学大学院工学研究科の中でパワーエレクトロニクス分野の教育と研究に携わってきました。この間研究室を巣立った若者は約30名に及びます。平成23年度は、スタッフ3名、大学院生13名、学部生9名の、総勢2...
堀 洋一 教授(ほり よういち)
研究テーマは、電気自動車の制御・ワイヤレス電力伝送システム・人間親和型モーションコントロールである。機械制御の基本が開ループ制御であるのに対し、電気制御の本質は単純な演算を短周期で繰返すフィードバック制御にあり、機械系の特性を大きく変化...