◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆   パワーアカデミー メールマガジンvol.190(2024年11月29日号)   ~電気工学に関わる最新のお役立ち情報をお届けしています!~ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.190 注目コンテンツはこちら ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ≪1≫身近な電気工学/第40回 「直流」でエネルギーロスを減らそう! 私たちが家庭で使用している電力は交流ですが、実際には直流で作動する機器も 多く、交流から直流に変換するときに、損失が生じます。また、太陽光発電をは じめとした再生可能エネルギー類の多くは直流です。 これらのことから、「直流」による給電や送電が普及すれば、カーボンニュートラ ルの実現に貢献できるものと期待されています ⇒ https://www.power-academy.jp/electronics/familiar/ ≪2≫お知らせ/『子供の科学』12月号にパワーアカデミーの取材記事が掲載 パワーアカデミーでは若年者へ電気工学に対する興味を持ってもらうため、「電気」 に関する記事を、小・中学生向け科学誌の『子供の科学』に掲載しています。 同誌12月号では『次世代の活躍が期待される ペロブスカイト太陽電池』と題して 株式会社東芝、東芝エネルギーシステムズ株式会社の取材記事が掲載されました。 ⇒ https://www.power-academy.jp/about/outline/book/ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-= ■■■■■■■■■■■■ 事務局のつぶやき ■■■■■■■■■■■■■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=- 日本語には「オノマトペ」と呼ばれる、音や動作などを表現した言葉が豊富にあり ます。例えば、カエルの「ケロケロ」や雨の「パラパラ」など日常的なものから、 桃が川を流れる「どんぶらこ」という非日常的なものまで、様々なオノマトペが存 在します。 電気に関わるオノマトペもあります。雷の表現としては、「ゴロゴロ」、「ピカピカ」、 「ドカン」といった表現があります。また、電球の場合は「ピカッ」や「キラキラ」 といったオノマトペが使用されます。これらの言葉は具体的な説明がなくてもイメ ージを容易に思い浮かべることがでるため、非常に便利です。 では、「ビリビリ」という言葉はどうでしょうか。漫画の一コマに「ビリビリ」と書 かれていれば、多くの人が感電を意味すると理解します。しかし、実際に「ビリビ リ」という感覚を経験したことがある人はどれくらいいるのでしょうか。おそらく、 感電した経験がなく、本や映像から感電すると「ビリビリ」という状態になのだろ うと想像している人が多いのではないでしょうか。このような状況を考えると、「ビ リビリ」というオノマトペが存在し、共通理解が得られていることは非常に興味深 いです。 関東電気保安協会のウェブサイトによると、感電すると1mAで「ピリッ」と感じ、 10mAでは耐えられないほど「ビリビリ」と感じるそうです。人体の状態にもよりま すが、ちょうど家庭用電源で感電した場合に「ビリビリ」と感じるのかもしれません。 もしかすると、電気の普及期には感電する人が多く、「ビリビリ」という感覚の共通 理解があったことから、このようなオノマトペが生まれたのかもしれません。そう 考えると、現在、「ビリビリ」という感覚を知らない人が多いのは、電気の安全性が 向上した結果とも考えられます。 現代において、「ビリビリ」という言葉は、感電すると大変なことになるというイメ ージを与え、感電を恐れさせることで、我々を守っていると言えるかもしれません。 感電は大変危険ですので、「ビリビリ」するのは漫画だけにしておきたいですね (T.Y.)。 ------------------------------------------------------------------------ パワーアカデミーは、まだまだ進化します。 今後もどうぞ、大いにご期待ください。 ------------------------------------------------------------------------ ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【メルマガの配信中止、アドレス変更】 https://www.power-academy.jp/mail/cancel.php ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行:パワーアカデミー事務局 URL: https://www.power-academy.jp/ 無断転載禁止。このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。 こちらへご返信いただいてもご対応できませんのでご了承ください。 Copyright(c) Japan Power Academy. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━