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　　パワーアカデミー　メールマガジンvol.166（2022年11月30日号）
　　～電気工学に関わる最新のお役立ち情報をお届けしています！～
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vol.166　注目コンテンツはこちら
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≪1≫身近な電気工学／第36回 ヒートポンプの応用
熱エネルギーの「もったいない」を減らそう！
光、熱、振動、電波など、私たちの身近には、実は使われていないエネルギーが
たくさん存在します。今回の身近な電気工学は、その未利用エネルギーの中でも、
私たちの身近に数多く存在する熱エネルギーに着目しました。
⇒ https://www.power-academy.jp/electronics/familiar/fam03600.html

≪2≫電力資料館・PR館情報の更新のお知らせ
全国の電力資料館・PR館を検索できる「電力資料館・PR館情報」を最新情報に
更新しました。
東北電力奥会津水力館 みお里MIORI、リニューアルした電源開発只見展示館を
追加しました。見学される際は、事前予約が必要となる施設もありますので、
ご確認をお願いします。
⇒ https://www.power-academy.jp/learn/institution/ 

≪3≫お知らせ／『子供の科学』12月号にパワーアカデミーの取材記事が掲載
パワーアカデミーでは若年者へ電気工学に対する興味を持ってもらうため、「電気」
に関する記事を、小・中学生向け科学誌の『子供の科学』に掲載しています。
同誌12月号では『海水中の資源からエネルギーを生み出す 核融合発電』につい
て大学共同利用機関法人自然科学研究機構 核融合科学研究所の取材記事が掲載さ
れました。
⇒ https://www.power-academy.jp/about/outline/book/



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■■■■■■■■■■■■　事務局のつぶやき　■■■■■■■■■■■■■■
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最近、新型コロナ感染拡大防止に最大限留意しつつ、趣味のチームスポーツである
アイスホッケーを再開した。アイスホッケープレーヤーの速度は40～60km/hにも
達し、そのスピードでぶつかり合うことも是とされることから「氷上の格闘技」と
も呼ばれる。プロ選手が放つショットのスピードは約160km/h。体を張って相手の
ショットを防ぐこともできるが、硬質ゴムの塊は防具の上からでもあたると痛い。
勝負より身の安全を優先し、避ける時もしばしばだ。（チームメイトには内緒です）
さて、アイスホッケーのプレーはスケート靴で氷の上を滑って行うのだが、実は、
氷が滑るメカニズムは未だ解明されていない。19世紀半ばのJames Thomsonによる
「圧力による融点降下説」や20世紀半ばのFrank Philip Bowdenらによる「摩擦熱
融解説」が提案され、それらが教科書や科学解説書の説明に使われている。ただ、
融点降下説では、リンクの氷の温度、プレーヤー体重やスケートブレード接氷面積
から推算される圧力では融点降下はわずかになることや、スケートリンク上で普通
の靴でも滑ってしまうことの説明が難しい。一方、摩擦熱融解説も停止状態からス
ケートの滑り出しができる理由をうまく説明できない。
そんな中、近年、ドイツの研究グループにより新説が提案された。氷の滑りやすさ
を決めるのは表面水分子の可動性にあるとのこと。氷の表面は動きやすい水分子で
おおわれており、それらが転がるように動くことで滑りやすくなるようだ。
この事実で感銘を受けたのは、日本人を含む上記研究グループが、著名な科学者が
唱えた、教科書にも記載されている定説の見直しに挑んだことだ。
電気工学分野にはとても長い歴史があり、過去の研究者・科学者のご尽力により解
明された事実も多い。ただ、分析装置、測定装置、コンピューターの性能、シミュ
レーション技術も発達し、今まで見えなかったものも見えるようになってきた。
故きを温ねて新しきを知る。過去の研究者・科学者に敬意を払いつつ、常に疑問を
感じ、自ら手を動かし検証することの大切さを教えてもらった気がする。
(S.N）

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パワーアカデミーは、まだまだ進化します。
今後もどうぞ、大いにご期待ください。
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