◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆   パワーアカデミー メールマガジンvol.142(2020年11月30日号)   ~電気工学に関わる最新のお役立ち情報をお届けしています!~ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.142 注目コンテンツはこちら ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ≪1≫ 学生インタビューvol.51 岐阜大学 高野研究室 今回は発足してまだ3年足らずの岐阜大学「高野研究室」です。すっきり広々 とした快適な研究室の中、明るい雰囲気で皆さん、まっすぐ研究に打ち込んで いました。身近な電力システムにおける最先端研究をご紹介します。 ⇒ https://www.power-academy.jp/human/university/vol51/ ≪2≫ 社会人インタビューvol.46/ 古河電気工業(株) 石川 航也さん 電気工学の知識を活かして、現在は送電ケーブルの設計者として活躍する石川 さん。洋上風力発電に使用される海底ケーブルの設計に携わり、スペシャリスト を目指して奮闘中です。海底ケーブル開発の最前線をご紹介します! ⇒ https://www.power-academy.jp/human/society/vol46/ ≪3≫ 『子供の科学』11月号にパワーアカデミーの取材記事が掲載されました パワーアカデミーでは若年者に電気工学に対する興味を持ってもらうため、 「電気」に関する記事を、小・中学生向け科学誌の『子供の科学』に掲載して います。同誌11月号では、東京電力リニューアブルパワー(株)が国内で最初 に商用運転した「銚子沖洋上風力発電所」に関する取材記事が掲載されました。 ⇒ https://www.power-academy.jp/about/outline/book/pdf/kk2012.pdf =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-= ■■■■■■■■■■■■ 事務局のつぶやき ■■■■■■■■■■■■■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=- いつもパワーアカデミー(PA)メルマガをご覧くださり、ありがとうございます。 今年も残りあと僅かとなりました。 年明けから新型コロナウィルスの世界的な流行となってしまい、そして今年の夏は 涼しいなと思っていたら8月は一転して猛暑でした。9月に入り涼しくなってきたと 思っていたら最近は極端に寒い気がします。途中、オリパラ延期、アメリカ大統領 選挙(まだ継続中?)などがあり、最近では新型コロナがまた心配な状況です。 そろそろ1年を振り返ってみて、、、と思っていたら、菅総理が「2050年カーボン ニュートラルを実現」と宣言されました。ふぅ~ そろそろお腹一杯。。。 さてカーボンニュートラル、つまり2050年までに(人為的活動に伴う)温室効果ガ スの排出を全体としてゼロにする、脱炭素社会の実現を目指すということです。 現在、エネルギーを得る方法の一つとして化石燃料の利用がありますが、これには 温室効果ガスの代表的な物質であるCO2を多く排出するという側面があります。 このCO2を減らすには幾つかの方法があり、一つは炭素を燃やさない(例えば、化 石燃料を使わないで他の方法でエネルギーを得る)ことです。もう一つは、炭素を 燃やして出てくるCO2を回収して処理する方法です。回収したCO2を地中に埋める (CCS)、あるいはコンクリートやプラスチックに変換してしまう(CCU)、または 炭素分を取り出す(カーボンブラック等)などが考えられます。 しかしながら、これらの方法は、技術は確立されているがコストが高かったり、技 術的に開発途上だったり、技術以外の課題があったりと、なかなか一筋縄ではいき ません。 それでも、良く言われているイノベーション、技術も技術以外も知恵を総動員して 各々でイノベーションを起こし、ナローパスを繋ぎ合わせて、ようやく辿りつける 世界、それがカーボンニュートラルである脱炭素社会だと思います。 そして、少し考えてみると、、、 電気というエネルギーは、作り方や使い方を工夫すると、利用時にCO2をほとんど 出さずにすむ可能性を秘めていることは、想像に難くないのではないでしょうか。 もし利用時にCO2をほとんど出さないでエネルギーを得ることが電気で実現できる としたら、電気の可能性は、ひろく ひろく 広がっていく気がします。 電気を扱う電気工学分野は、かつて日本の高度経済成長期を正に支えて推進して きました。 これからは、社会的な要請ともいえる脱炭素社会の実現に向けて、電気工学分野 がこれまで以上に活躍の場を広げていくことになると信じております。 勿論、電気工学分野が解決すべき課題は、実はとっても多くあるのです。例えば 再生可能エネルギーの電気を日本中に送るための新しい技術開発などです。 そのとき、もしもコストの課題を解決する必要があるのであれば、経済分野の人 とタッグを組むなど色々な人達と手を組んでいくことも有効かもしれません。 これから益々やることが増えてきて忙しくなる電気工学分野ですが、PAも電気 工学分野の一層の発展に向けて邁進して参ります。 今後とも、PAをよろしくお願いいたします。(T.Y) ------------------------------------------------------------------------ パワーアカデミーは、まだまだ進化します。 今後もどうぞ、大いにご期待ください。 ------------------------------------------------------------------------ ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【メルマガの配信中止、アドレス変更】 https://www.power-academy.jp/mail/cancel.php ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行:パワーアカデミー事務局 URL: http://www.power-academy.jp/ 無断転載禁止。このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。 こちらへご返信いただいてもご対応できませんのでご了承ください。 Copyright(c) Japan Power Academy. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━