英語名International Energy Agency

第一次石油危機以降の国際エネルギー情勢に石油消費国が協調して対応していくことを目的として、OECD(経済開発協力機構)の枠内に1974年11月に設立された自立的機関。事務局はパリのOECD本部内におかれている。2007年5月現在の加盟国はOECDに加盟している国を中心とした26カ国である。加盟国において石油を中心としたエネルギーの安全保障を確立するとともに、中長期的に安定的なエネルギー需給構造を確立することを目的として、理事会および常設部会の定期的開催を通じ、石油供給途絶等緊急時の対応策の整備や、石油市場情報の収集・分析、石油輸入依存低減のための省エネルギー、代替エネルギーの開発・利用促進、非加盟国との協力等について取り組んでいる。全加盟国の代表より構成される理事会が、IEAの最高意思決定機関として各種決定・勧告の採択を行う。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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