英語名uranium hexafluoride

56.5℃で昇華し気体になるので、ウランの同位体分離(ウラン濃縮)に用いられる。UF6(六フッ化ウラン)は、ウラン精鉱からUO2(二酸化ウラン)、四フッ化ウランを経て製造され、この工程を転換という。また、軽水炉の燃料はUO2の化合物であるので、UF6からUO2へと再転換が行われる。UF6は、常温では固体で無色の結晶である。酸素や空気とは反応しないで比較的安定であるが、水と激しく反応しフッ化水素を生ずる。このフッ化水素は激しい腐食性をもっており、生体への毒性も極めて強い。したがって、UF6の輸送は通常固体の状態で行われる。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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