英語名Enhanced Oil Recovery

ガスやケミカルを油層中に注入し、原油と高圧下で混合させ、油層内の原油の流動性を改善し、回収を容易にする技術である。地下の深度800m以深では、静水圧のみで8MPa以上になり、CO2(二酸化炭素)は超臨界流体になっている。また地下の温度は深度と共に上昇し、1,000ないし1,500m以深では、ほぼ臨界温度以上となり、急激な圧力低下が起こっても、沸騰現象は起きない。このことから、CO2が超臨界状態になる、1,000m以深の油層で適用可能と言われている。原油増進回収法に関しては、EORのほか、水平坑井法等を加えたIOR(Improved Oil Recovery)という広義の言葉も近年使用されている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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