英語名cogeneration

1種類のエネルギー源から複数のエネルギーを取り出して利用するシステムのこと。一般的には石油燃料・ガス等を用い、発電と排熱利用を行うシステムで、熱源供給と言うこともある。従来型の発電システムに比べ、発電の際に発生する排熱を給湯や暖房に有効利用することから、総合効率は70~90%になる。ただし、大規模電源と比較して経済性を発揮するためには、需要面で電力と熱のバランスがとれていることが必要である。従来から電力とともに蒸気を大量に使用する紙パルプ産業等熱多消費型産業で大規模なものが導入されていたが、1980年台後半から、ホテル・病院等民生用においても普及が進んだ。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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