英語名Highlyefficiency Gas Turbine

発電用ガスタービンの多くは、蒸気タービンと組み合わせてコンバインドサイクルとして使用されている。このシステムにおいて、ガスタービンの入口ガス温度を高めることで熱落差を拡大させ、一層の高効率化が図られている。これまでに、1,100℃級ガスタービンによる発電プラント(発電効率43~44%HHV)から、改良型コンバインドサイクル(ACC=Advanced Combined Cycle)発電の1,300℃級ガスタービン発電プラント(発電効率46~49%HHV)を経て、現在ではMACC(=More Advanced Combined Cycle)とも呼ばれる1,400~1,500℃級ガスタービンによる発電プラント(発電効率50~53%HHV)が実用化されている。
1,500℃級ガスタービンは、冷却方式によって、燃焼器の蒸気冷却を行うタイプとガスタービン翼の蒸気冷却を行うタイプに分かれる。次世代型発電システムとしては、1,700℃級高効率ガスタービンの要素技術開発が国家プロジェクトとして進められている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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