英語名cable transmission capacity

ケーブルでは絶縁体が導体に直接接触しているため、導体の温度上昇により絶縁体が悪影響を受けないように導体の最高許容温度が規定されている。この許容温度は、その継続時間やケーブルの種類によって異なっている。ケーブルの送電容量(許容電流)は、導体温度がこの最高許容温度以下となる最大電流であり、ケーブルから発生した熱放散の良否、すなわち布設方式や併設ケーブル条数等により変わってくる。
ケーブルの許容電流には、連続して通電できる最大電流である常時許容電流、および他のケーブルの事故時に生じる一時的な過負荷となる場合の短時間許容電流、短絡事故が発生してから除去されるまでの間だけ許容される短絡許容電流の三つがある。なおケーブルの送電容量は、導体が絶縁体等に覆われているため、同じサイズの架空線よりかなり小さくなる。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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