英語名supply capacity

使用するエネルギーの種類により水力発電、火力発電、原子力発電に大別され、さらに運転特性とか構造その他によって種々の電源に分類される。水力発電は、河川流量をそのまま利用する流込式、大容量の貯水池をもち、相当長期にわたって流量調節を行う貯水池式、またこれらの中間で調整池により短期間の出力調整を行う調整池式があり、これ以外に上下に貯水池をもち、必要に応じて揚水発電を行う揚水式がある。
火力発電は、1日の負荷曲線のベース部分を分担する石炭火力等のベース火力、負荷のピーク部分を分担する石油火力、ガスタービン等のピーク火力、またこの中間の負荷を分担するLNG火力等のミドル火力に大別される。原子力発電は、核分裂エネルギーを熱源とした一種の汽力発電であり、燃料費が安いのでベース負荷を分担するもので、べース供給力として積極的な開発が推進されている。また、上記以外で実用化されているものとして地熱発電があり、その他に燃料電池発電、太陽光発電、風力発電等の新エネルギーに関する実証試験・研究も行われている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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