英語名supply reliability

電力系統の供給信頼度を求めるためには、電源設備と電力輸送設備の両者を総合して考えなければならない。電源の供給信頼度は通常、見込不足日数で表し、0.3日/月を目標としている。見込不足日数は供給不足日数の期待値を表すもので、その算定は電源設備事故、出水変動および需要変動による供給力不足を確率的に処理し求める方法が採られている。これに対して電力輸送面の供給信頼度は、D:1需要家当たりの停電ひん度(停電回数/年)、F:1需要家当たりの停電時間(停電時間/年)、S:全電力系統の不足電力量発生確率(供給支障電力量/年間総供給電力量)の3指標を求め、送電系統はR=R(D、F、S)として与えられる信頼度総合指標を用い、配電系統はDとFの平均的な2指標によって信頼度表現を行っている。なお、配電系統の場合、停電回数、停電時間とも送電系統(配電用変電所上位系統による影響分)と配電系統(配電設備の事故による影響分)との和である。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

他の用語を探す

キーワード検索

50音で探す
 
 
     
 
         
英数字で探す
A B C D E F G
H I J K L M N
O P Q R S T U
V W X Y Z 数字