英語名Galloping Preventive measures

ギャロッピングは、“電線の断面の非対称性によって、水平風に対して揚力が発生することに起因する低周波の振動”と定義され、特に電線に着氷雪が発生したときによく見られる。
送電線のギャロッピングは、着氷雪の形状がさまざまであること、径間条件、架線条件が異なることから、発生するギャロッピングの様相もさまざまである。このため、ギャロッピング防止対策は、種々考案されており、考え方は次の対策品と設計の二つに大きく分けることができる。
①対策品:相間スペーサ、捻回抑止装置(TCD)、空力特性制御(スパイラルロッド)、位相制御(偏心重量錘方式)、その他(ルーズスペーサ、フリクッションダンパ)
②設計:電線の設計(断面、表面形状による空力特性を考慮)、鉄塔装柱(電線運動範囲を確保)、送電線のルート変更

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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