英語名duct line

ケーブルを収容するために地中に埋設するパイプの集合体。パイプの材料としては、ヒューム管、石綿セメント管、鋼管、強化プラスチック複合管、硬質塩化ビニル管等があり、必要に応じてコンクリートで固定する。管路径は布設するケーブルの外径に応じて適切な管路径(100~300mm程度)を選定し、ケーブルの分岐の位置、引き入れ・引き抜き時の張力、金属シースの誘起電圧等を考慮して径間長を決める。一般的には100~300mmである。近年、一般的には強化プラスチック複合管、鋼管が用いられているが、橋梁添架部ではFRP管等も用いられる。また単心ケーブルを一つの管路に1本入れる1孔1条布設の場合は、電力損失軽減のため非磁性管(石綿セメント管、FRP管、強化プラスチック複合管、硬質塩化ビニル管等)が用いられる。管路にはケーブルの引き入れ・接続のため適当な区間ごとにマンホールを設置する。管路にケーブルを引き入れる方式を管路引き入れ式という。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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