英語名adjustable speed pumped storage hydro-power plant

昼間の重負荷時における周波数調整運転は、火力、一般水力、揚水発電所で行っているが、夜間の軽負荷時においては、べース電源の原子力発電等が主体の電源構成となるため、周波数調整を行う電源が乏しくなっている。これを解消するため、揚水発電所において深夜の揚水時間帯にポンプ水車発電電動機の回転速度をサイリスタ変換装置で制御し、入力調整を行う方法がある。回転速度を制御する方法として、同期機の入力側周波数を変化させる一次制御方式と巻線形誘導発電電動機の二次巻線に三相交流を印加し、周波数を変化させる二次制御方式がある。揚水発電所の場合、変換装置の容量、スペース等の面より二次制御方式が有利である。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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