英語名ozone hole

オゾン全量は1980年代から1990年代前半にかけて全地球的に大きく減少しており、現在も減少した状態が続いている。オゾン層が破壊された部分をオゾンホールと呼ぶ。2006年のオゾンホールの面積は2,929万km2であり、2000年に次ぐ過去第2位の広さであった。この理由として、成層圏のオゾン層破壊物質の量が依然として多い状況であることと、2006年の8~9月に南半球中・高緯度成層圏の気温が低く、オゾンが破壊されやすい気象条件が広範囲に広がっていたこと等が考えられる。モントリオール議定書の科学評価パネル報告書(WMO, 2007)に報告されている数値モデル予測によると、結果には幅があるものの、多数のモデルでは、今世紀中頃にはオゾン全量が1980年以前の状態まで回復すると予測されている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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