英語名ultra-high voltage transmission lines

一般に次期の超高電圧による送電方式と定義されており、わが国では、現在の500kVを超える電圧階級で1,000kV級送電を意味している。UHV送電が必要とされるのは、長距離大容量送電、基幹外輪系統等大電力送電に伴う系統安定度、ならびに短絡電流対策等のため。電源は立地面から遠隔化、偏在化する傾向にあるため、大電力を限られたルートで長距離を送電することが必要になってくる。このためには500kV送電では多ルート多回線を必要とするが、1,000kV級送電では格段に少ないルートで済み、経済性はもとより、わが国の場合、送電用地の有効利用に大きく貢献する。また同じ電力を輸送するならば電圧が高いほど電流は少なくなるので、送電損失(電流の2乗に比例する)を少なくすることができ、省エネルギーの面からも得策である。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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