英語名heat pump

熱を低温側から高温側に移動させる装置のこと。冷暖房用のエアコン等に用いられている。冷媒を圧縮・膨張することで、水をくみ上げるポンプのように、低温側の熱を高温側にくみ上げる装置が主。冷媒には、フロンガス等液化しやすいガスが用いられる。冷媒は、蒸発器で外気等から熱を受け取って気化。熱を伝える側にある圧縮機で圧縮されるときに温度が上昇し、放熱器で放熱したり、凝縮器で冷却流体に伝熱する。この圧縮機と膨張弁の性能で、エネルギー消費効率が決定される。ヒートポンプによる空調・給湯は、電熱器による暖房・給湯より効率面で優れており、この利用が今後の省エネのカギを握っているともいわれている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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