英語名distribution automation

配電線事故対応業務の迅速化・省力化、設備の有効利用、および需要家対応業務の効率化等を目的とした、配電系統に接続されている多種類の機器の遠隔監視・制御を目指す総合自動化のこと。配電自動化が、一般的には線路用開閉器の遠隔監視・制御を指すのに対し、配電総合自動化はこの他に遠隔検針、ロードサーベイ、需要家機器の入/切制御(負荷制御)、さらには需要家との双方向通信等の機能を総合したものを指す。 需要家機器の入/切制御の対象となるものは、エアコン、温水器等であり、電力需要のピークシフト効果を狙ったものである。また、需要家との双方向通信については、ニーズおよび機能について調査・研究段階であるが、一部で開発が進められている。これら総合システムは、電力供給コスト削減を直接的・間接的に推進するものと期待されている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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