英語名loss of load probability(LOLP)

電力不足確率が停電の大きさについて、まったく考慮していない欠点を補うために、停電で失われた負荷の電力量[kWH]が負荷の全消費電力量[kWH]の何%に当たるかを、表現したもの電力量不足確率peである。
すなわち、
pe=期間中の失われた負荷の消費電力量の平均値/期間中の負荷の全消費電力量[kWH]
  =一つの停電によって失われた負荷の平均消費電力量/一つの停電から次の停電までの負荷の平均全消費電力量

いま、期間中の負荷の平均消費電力をP[kW]、1回の停電で失われる負荷の平均消費電力をΔP[kW]とすれば、
pe=ΔP ・T0/P(T1+T0)  =ΔP/P×pl  =1/(365×24×60 ・P)  ×F×T0×ΔP
で与えられる。
上式を見てわかるように、電力量不足確率は停電を特徴づける三要素、すなわち、停電の頻度および持続時間、大きさの三つの積で表されていることがわかる。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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