HDLC方式
英語名High Level Data Link Control
IBMの同期データリンク制御手順(SDLC:Synchronous Data Link Control Procedure)を基にISOが定めたデータリンク層の伝送制御手順(ISO 7766)のこと。HDLCは、ビット単位でデータの伝送制御を行うので、高速性、信頼性に優れており、送信ノードと受信ノードの間で、コマンド(命令)とレスポンス(応答)のメッセージがやり取りされる。HDLCはポイント・ツー・マルチポイントでの通信を行うことができるが、現在はほとんどAsynchronous Balanced Mode(ABM)を使ったポイント・ツー・ポイントでの通信でしか使われていない。HDLCにはABMの他にNormal Response Mode(NRM)とAsynchronous Response Mode(ARM)の二つがある。
出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)