英語名gas insulated switchgear

空気よりも優れた絶縁特性、消孤能力をもったSF6(六フッ化硫黄)ガスを用い、接地された金属製の密閉容器内に遮断器、断路器、接地開閉器、母線、避雷器、計器用変圧器、変流器等を収納してガス絶縁化した縮小形開閉装置をいう。ガス絶縁開閉装置は、昭和40年代の初めに日本とドイツで相前後して開発・実用化され、その後、高電圧・大容量化が進められた結果、現在では1,100kVまで開発されている。
ガス絶縁開閉装置の絶縁寸法はガス圧だけで決まるものではないが、現在は0.3~0.6MPaのガス圧を標準として採用しており、大幅な縮小化を可能とした。またガス絶縁開閉装置で構成された変電所は、高信頼度・コンパクト、高い安全性、環境調和性、保守点検の省力化、建設工事の簡素化といった特徴があり、都市部の変電所等において開閉設備の主流となっている。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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