英語名ground-fault current

送電線に木の枝が接触する等して、大地と導通状態になることを地絡といい、その際に地絡点に向かって流れる電流を地絡電流という。地絡電流の大きさは系統構成や地絡点の位置、中性点の接地方式、地絡点の地絡抵抗等によって決まる。大きな地絡電流が発生すると電磁誘導作用により、近接する通信線に誘導障害が発生することがある。地絡電流抑制対策としては、短絡電流抑制と同様の対策のほか、直接接地系の一部の変圧器中性点のフロート(非接地)または高インピーダンス接地も効果がある。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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