英語名superconducting cable

遷移温度(常電導から超電導へ移行する特性温度)以下で、ある種の物質の直流電気抵抗がゼロとなる超電導現象を利用したケーブル。超電導材料には、マイナス270℃まで冷やさないと超電導状態にならない低温超電導材料(金属系超電導材料)と、マイナス196℃(液体窒素温度)まで冷やせば超電導状態になる高温超電導材料とがある。高温超電導材料としては、ビスマス系やイットリウム系の開発が進められている。
超電導ケーブルは大容量の電力を低損失で送電することが可能であると共に、省エネ・CO2削減に大きく貢献できると期待されており、実用化に向けて研究開発が進められている。日本では、2002年に66kV3相一括型高温超電導ケーブルを用いて、約1年間の長期試験に世界で初めて成功している。ケーブルコアは断熱管の内部に収納され、その断熱管の中に冷媒である液体窒素を流し、循環冷却している。電気絶縁には、PPLP(ポリプロピレンラミネート合成絶縁紙)等の固体絶縁物に冷媒である液体窒素を含浸させたものなどを使用している。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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