英語名disconnector

主回路の接続変更や母線の区分および機器の点検修理等の場合の切り離しを電路が充電状態のままで行う装置。ただし、遮断器とは異なり、負荷電流の開閉や故障電流の遮断を行う能力はない。断路器は気中絶縁設備においては一般に大気圧空気により絶縁を行っているが、GISに組み込まれている断路器はSF6ガス(六フッ化硫黄)による絶縁を行っている。断路器は主に、①断路部の数によって一点切、二点切、②断路方式によって水平切、垂直切、パンタグラフ形等、③取付方法によって、水平上向き取り付け、水平下向き取り付け等に分類される。一般的には水平一点切、水平二点切、垂直一点切が多い。275kV以上の設備等機器の据え付け面積の縮小化を図る必要のある場合にパンタグラフ形が採用される。GIS用断路器では、タンク内に断路器を密閉化する必要があることから、直線切形となっている。線路引込口の断路器等には断路器が開路しているとき無電圧部分を接地するための接地開閉器が付属している。

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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