英語名short-circuit capacity

電力系統で短絡故障が発生すると、各電源から短絡地点に向かって短絡電流が流れる。短絡電流の大きさは短絡発生の瞬間から時間の経過とともに減衰するが、その大きさや分布は系統構成のあり方や故障点の位置または故障の種類等によって複雑に変化する。短絡容量は短絡電流に線間電圧を乗じたもので、次式で与えられる。ここで、WSは3相短絡容量〔MVA〕、ISは短絡電流〔KA〕、Vは線間電圧〔kV〕を表す。系統規模の拡大に伴い短絡電流も増加している。系統の短絡電流が遮断器の定格遮断電流を超過する場合には次のような対策が考えられる。①上位定格遮断器への取替、②系統分割、③高次系統電圧の導入、④BTBによる交流系統分割、⑤高インピーダンス機器の採用、⑥限流リアクトルの採用

出典)「電気事業事典」電気事業講座2008 別巻 ((株)エネルギーフォーラム 発行)

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