2018年度 パワーアカデミー研究助成「特別推進研究」の採択式
2019年2月28日
1月24日に大分大学にて、2018年度パワーアカデミー研究助成の特別推進研究の採択式を行いました。今年度、採択されました研究件名は「固体高分子形燃料電池の周囲磁界計測による電池内部の発電電流分布非接触測定法」で、研究代表者は大分大学の後藤雄治准教授、共同研究者は北九州市立大学の泉政明教授、東京大学の奈良高明教授となっています。
採択式では、パワーアカデミー富岡事務局長が挨拶を申し上げた後、採択証書を授与しました。続いて、研究代表者である後藤准教授から、研究に対する今後の抱負などについてご挨拶がありました。
大分大学 後藤 雄治 准教授 からの今後の抱負
この度は、特別推進研究に採択して頂きまして、関係者の皆様に御礼を申し上げます。本研究課題については、15年前から北九州市立大学の泉教授と一緒に開始しており、当初から産業界の反響が多く、社会に貢献できる研究と考えています。しかしながら、計測技術や逆問題解析技術については、未熟な面もあり、苦戦を強いられていた状況でありましたが、5年前より、逆問題を専門としている東京大学の奈良教授にも加わって頂き、飛躍的に研究が進展した経緯があります。今回、特別推進研究に採択されたことで、益々の計測技術の向上や逆問題解析のアルゴリズムの開発を行うことで、更なる進展が可能と考えております。本技術をものにして、近い将来、一緒になって取り組んで頂く民間企業等を募り、実用化へ繋げていきたいと考えておりますので、今後ともご支援の程宜しくお願い申し上げます。