
■留学生との交流、オン・オフを大事にする研究室

ナノメートルオーダーの研究は想像がつかないのですが、実験が多いのですか。
舞:はい、実験がほとんどです。実験は、先ほども言ったように3人のグループでやっています。名前はガスセンサチームです(笑)。
小手川:(笑)。私たちの研究は基本的に出来上がった材料の応用なので、ゼロから新しい材料そのものをつくるのではありません。応用研究ですね。一週間の流れとしては、毎週1回、研究進捗状況を報告するゼミを全員参加で行い、あとはグループで実験を行うという感じです。
アルバイトやサークルなどをする時間は、ありますか。
小手川:大丈夫です(笑)。私は、今アルバイトと実験の日々です。アルバイトは、学部生の情報処理の授業で、TA(ティーチング・アシスタント)を週1回努めています。それから、大学で学んだ知識を生かして電気工学関係の専門学校で実験の指導も行っています。
舞:私は学部時代から続けている、テニスサークルをやっています。九州大学は最近、工学部が伊都キャンパスに集約したので、色々なテニスサークルが集まっています。新しい友達が増えてうれしいです(笑)。

なるほど。では、末廣研究室の特徴を教えて下さい。
小手川:研究室の特徴というと、PCが全てMacということですかね。末廣先生のこだわりです。
舞:だから図形を描くことについては、先生、結構厳しいです(笑)。
Macはデザイナーがよく使うPCですからね(笑)。他に何かありますか。
舞:留学生の方が多いことですね。私が以前いた学部には、外国の方はいなかったのでビックリしました。うちの研究室の半分が、外国人です。それも、多国籍でエジプト、インドネシア、中国の方がいらっしゃいます。
コミュニケーションはどのようにされるのですか。
舞:英語です。私は、そんなに英語がしゃべれないので、とにかくジェスチャーも交えて、気持ちでコミュニケーションをしています。はじめはとまどいましたけど、最近はようやく慣れてきましたね。他の国の方と一緒に生活をする機会はなかなかないので、すごく勉強になります。英語でコミュニケーションをとる大切さを実感しました。
研究室全体で、何かコミュニケーションをとることはありますか。
舞:研究室全員で定期的に旅行や飲み会をやっています。ですから、自然とコミュニケーションがとれますね。この春は、福岡市にある海の中道海浜公園に他の研究室の方たちと合同で行きました、

国営 海の中道海浜公園にて
■住宅設備を電気でもっと魅力的なモノに(小手川)
■結婚して子供を生んでも、電気に関わりたい(舞)

それでは、電気工学を学んでよかったことを教えて下さい。
舞:電気工学ってすごく幅が広い学問だと思います。PCでシミュレーションをすることもあれば、電気回路をつくることもある。化学的な研究をすることもあります。だから、本当に自分がやりたいことを見つけられる分野ではないでしょうか。
小手川:色々な生活をしている中で、モノの本質が見えることですね。蛍光灯ひとつとっても、どうやって光るのかが分かる。社会で生活をしていく上で、様々なことが見えてきます。
おふたりの将来の夢や目標を教えて下さい。
舞:やはり電気系の会社に就職したいです。女の人が少ない業界ですが、結婚して子供を産んでもずっとやっていける職場で働きたいです。そして自分が携わった製品を世に出したいです。

小手川さんはいかがですか。
小手川:実は、私は住宅設備関連の会社に就職が決まっています。具体的に言うと、トイレやキッチン、バスなどを扱っている会社です。どうして、その会社を志望したかというと、私は、自分の周りの人達を、電気で喜ばせたいのです。トイレひとつとっても、今は便座を温めたり、ウォシュレットがあったりしますね。これらは全て電気で制御されています。私は、電気を使って、身近なモノをもっと便利で楽しいモノにしたいという夢を持っています。
身近な生活を電気でより良くしたいというわけですね。
小手川:そうですね。人それぞれ使命があると思うのですが、自分の場合は電気を使って世の中に貢献することだと考えています。
ありがとうございました。おふたりの夢をぜひ実現して、電気工学の魅力を社会に伝えてください。
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