
■自分がつくった風力発電が、世界中へ広がる
どのようにお仕事を進めていますか。
福田:設計といっても、いつも事務所でデスクワークをしているわけではありません。時々、試運転のため数週間から数ヶ月間国内・海外の現場に行きます。国内ですと、北海道から沖縄まで様々な地域に行きました。1つの風力発電のプロジェクト期間(設計から運転開始までに要する期間)は、半年から2年程度です。
海外へ行かれたこともあるのですか。
福田:はい。風力発電の納入先は日本国内だけではなくて、アメリカを主な市場として世界各国に広がっています。私は入社してから10年になりますが、国内・海外合わせて、約20の風力発電プロジェクト、400台以上の風車の建設案件に携わることができました。また、昨年から今年にかけてアメリカへ半年間ほど出張し、多くの方と仕事をする機会がありました。異なる文化や伝統に触れて仕事以外の面でも自分にとって貴重な経験になりました。
それは素晴らしいですね。今まで仕事してきたことで、一番印象に残った出来事は何ですか。

福田:風車が完成したときの感動が忘れられません。視界に100台、200台の風車が建っている姿を見ると、自分たちの活動が地球や人類のために、少しずつ役に立っているのだなと実感できます。それから、最近の出来事で印象に残っているのは、当社の主力製品「MWT92/2.4(出力2,400kW)」を初めて納入したときです。鹿児島県出水郡長島町に合計21台の風車を納入したのですが、本当に昼夜問わず働き詰めで疲れ果てました。おまけに計測器を破壊してしまうという失敗までありました(苦笑)。でも、最後はお客様からお礼の言葉を頂いて本当に良かったなぁと思いました。
■電気工学でエコの輪を広げよう!
電気工学を学んで良かったと思うことはありますか。
福田:電気を作る仕組みや、電気で動くものの仕組みが理解できるのが大きいと思います。それから、電気は便利である反面、危険なものでもあるので、電気と上手に付き合っていくための知識が身に付いたことが良かったです。また、現実的な話ですと、就職するとき大きなアドバンテージになったことは間違いないです。
これから電気工学を学ぼうとする学生のアドバイスをお願いします。

福田:電気は我々の日常生活を支えています。照明、冷蔵庫、エアコン、携帯電話など挙げたらきりがないぐらい。電気工学は知っておいて損のない学問です。私の場合、電気工学を学ぶことで、電気をつくるために化石燃料などの有限の資源がどれだけ使われているのか、生み出された電気がどんなふうに使用されているのか、そういうことが理解できました。だから、学生の方も電気工学を習得することで環境問題に対して深く理解できるのではないかと思います。電気工学でエコの輪を広げましょう!
最後に福田さんご自身のこれからの夢や目標を教えて下さい。
福田:まず、風力発電を世界中にたくさん建設したいです。将来的な目標としては、自分が考えた独自のアイデアを次世代の風力発電に生かすことができたらいいなと、また、そのアイデアが間接的に人々の生活を豊かにすることができたらと思っています。
素晴らしい目標ですね。ぜひこれからも環境を良くする風力発電をつくって下さい。本日はありがとうございました。
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